そのメールにどう返信していいか分からないまま、次の日になってしまった。



教室に入ると、昨日と同じ所に柚とまもりがいた。

二人とも朝から元気だ。

俺は久しぶりの練習で全身筋肉痛だっていうのに・・・・・・。


「あ、おはよう」


まもりが俺の姿を見つけ、にっこりと笑った。


「おう。おはよう」


俺の声に反応して柚が振り向く。


「お、木波!おはよう」


そう言って柚は、俺を見てニヤリと笑った。


「何?」


「筋肉痛?足重そう」


「お前、筋肉痛じゃないの?」


「私?全然余裕!練習ない間も自主練はしてたから」


いいな・・・・・・

やっぱりこいつ格好いい。


そんなことを思いながら、ふと昨日きた綾からのメールを思い出した。


「汐崎さ、いきなりこんな質問でなんだけど、お前土根高校に知り合いとか友達いる?」


「え?うん。まあ割と近くの高校だしね。結構知ってる人はいるけど?でも、なんで?」


柚は目をくりくりさせて不思議そうに尋ねた。