【完】青春PLAYBALL!!

あっという間に連休も最終日を迎えた。

全員ゴールデン合宿を乗り越えたご褒美に、午後からは剣道場前の駐車場で、バーベキューをすることになった。


「じゃあみんな、本当にお疲れ様!せっかくのゴールデンウイークなのに、こんな男ばかりのむさ苦しい場所でよく耐えたなと思う」


野田先輩がジュースを手に、すっきりとした表情で挨拶をする。


「俺は相川マネージャーがいたから、辛くなかったです!おかげで・・・もがっ!」


調子よく自慢気に語る修平の口を、修平の隣に座っていたまもりが慌ててふさぐ。


「すいません!野田先輩続けて下さい。修平君何を言おうとしているのよ!」


まもりは恥ずかしさのあまり、赤面しながら、うっすら瞳に涙を浮かべていた。

修平・・・・・・。

みんなの前で相川マネージャーって呼ぶ気遣いが出来るなら、もっと違うとこ気使えばいいのに。