【完】青春PLAYBALL!!

湯船に一人でぼんやりとつかっていると、ハルが入ってきた。


「木波先輩、隣いいっすか?」


「おう」


俺は少しだけ体を左によけた。


「いやあ、なんか裸だと恥ずかしいっすね」


「別にお前は恥ずかしがることないだろ。いい体だし」


「え?そんな・・・恥ずかしいからやめて下さいよ」


ハルは冗談っぽく胸の辺りを両手で隠した。


「お前、汐崎に腕相撲負けてからずっと鍛えてるんだって?」


「ガーン!何で俺の恥ずかしい秘密を知ってるんっすか?」


ガーンって口に出して言うやつ初めて見た。