【完】青春PLAYBALL!!

「会いたかったっす!」


そいつは、柚にぎゅうっと抱きついた。


「は!?」


「え?」


「何!?」


驚く部員達。

俺は驚きのあまり声が出なかった。


「ちょっと、ハル。もう・・・あんた、変わってないなあ」


柚は、ハルと呼ばれた男の子の頭をぐいっと押しやると、椅子からスッと立ち上がった。


「あ、ハル!間に合わなかったか・・・・・・」


そして、流れ込むようにもう一人入ってくる。


「和由。あんたハルをしっかり捕まえといてよ。こいつ、見境ないんだから」


「・・・・・・ゴメン」


そいつは柚にペコっと頭を下げた。

茶色がかった髪の毛がふわりと揺れた。