【完】青春PLAYBALL!!

その時、



カキーン!!!



体育館入り口からステージに向かって打球が打ち込まれた。


そのボールは俺に向かって飛んでくる。


「とう!」


柚がそのボールをダイビングキャッチで取り、背を丸めて受け身をとると、クルッとでんぐり返しをして立ち上がった。


そしてカツラをとった。


「いいえ、私プレーヤーです!」


柚はグローブを高く掲げた。


「キャーッ!」


「うおおお、すげー!」


拍手と、黄色い声と歓声が混じり、体育館が一気に沸いた。


「柚さーん!格好いいっす!」


その中でひときわ大きい声で叫ぶ小さい体の一年生。


柚に向かって、ブンブンと手を振っていた。


「あ、ハル」


柚が驚いたように呟く。

ハル?

なんだ、知り合いか?


そうこうしてるうちに、野球部全員がステージに出てきた。


「こんな格好いい女の子もいる東実野球部。是非入部してみませんか?お待ちしてます!」


「お待ちしてます!」


みんなで叫ぶ。


拍手が一層大きくなった

なんとかうけたみたいだな。