【完】青春PLAYBALL!!

「誰?え!?汐崎?」


修平は目を丸くして、柚を見つめた。


「美人に出来上がったでしょ?ま、私の手にかかればこんなもんよ」


ロングヘアのカツラを被った柚。

まるで別人だった。


化粧もしてて・・・こうして見ると美和子さんそっくり。



きれいだなって思った。


「女の子って変わるもんっすねぇ。大沢先輩もこうしてだましてるんですか?」


修平のふくらはぎに大沢先輩の蹴りが入る。


修平・・・失礼極まりないな。



柚が俺にそろりそろりと近づき、俺の顔をマジマジ覗き込むように見つめる。


上目遣いの柚がすごい可愛く見えて、俺の胸は高鳴った。


柚の手が俺に近づく。



何!?



そう思った瞬間、俺は柚にサングラスをとられた。


「やっぱり木波か。変わるもんだねえ」


柚はサングラスを元に戻すと、にこりと微笑んだ。


グロスでキラキラ光る唇に目を奪われた。


こうして野球から離れると、柚も普通の女の子なんだな。