【完】青春PLAYBALL!!

「どうしたの?木波君。携帯とにらめっこしちゃって」


まもりが不思議そうに俺を見つめながら尋ねた。


「いや、別になんでもない」


俺は慌てて携帯をパチンと閉じると、制服のポケットに閉まった。


「そう?木波君は自主練していくの?修平君、張り切ってグラウンドに向かってるけど」


まもりは笑顔で教室の窓から外にいる修平を見つめている。


「黒須先生に朝練してるのばれてさ。今日一日部活禁止になっちゃったから・・・それにしても相川幸せそうだね」


「え!?いや、そんなことないよ!」


相川はブンブンと首を振りながら顔を真っ赤にする。


修平のどストライクの反応・・・・・・。

こりゃ惚れるわなぁ。


「ということだから、俺先に帰るね。汐崎と修平にはそう伝えといて。それじゃ」


俺はスポーツバッグを背負い、教室を後にした。