【完】青春PLAYBALL!!

しばらく沈黙が続いた。

なんて言おうか考えた。

柚が俺のこと思ってそう言ってくれるのはありがたいけど、だけど俺は・・・・・・。


「俺はこれからも汐崎と一緒に練習したい」


「でも、そうするとまた昨日みたいに倒れるかも」


「倒れないって、昨日はたまたま」


「でも・・・・・・」


「いいんだって。俺は好きで練習してんの。自分でも上手くなってるの分かるし。嬉しいんだ」


「だけど・・・・・・」


なんだ今日の柚。


いつもの前向きな柚じゃなくてすごく後ろ向き。


俺はいつもと違う柚に少しイライラしてしまった。

別に俺が平気って言ってるんだからいいじゃないか。


「じゃあ、何?汐崎は俺が無理しないで練習休んでたら満足なわけ?」


ちょっといじわるく聞いてしまった。