その後といったらもう情けない話で。


俺緊張しすぎて、まもりちゃんの前で調子いいこと言えなくなっちゃって。


「どうしたの、修平君。なんか元気ないけど?・・・・・・あっそうだよね、試合ずっと出てたんだもんね。近くに公園あるから、そこのベンチで休もう?」


って心配される始末。

実は緊張しちゃって・・・なんて言えないから、


「うん」


って頷いちゃった。

逆にカッコ悪いじゃん俺!

って後から後悔したけれど、心配して冷たいスポーツドリンクを急ぎ足で買って来てくれたまもりちゃんにときめいちゃったり。


優しいね。


「はい、これ飲んだら少しよくなるかな?」


息を切らしながら心配そうに俺を見つめるまもりちゃん。


ヤバい・・・そんなに見つめないでくれ!


まもりちゃんの顔がだんだん近くなる。

ふっと目の前が暗くなる。


あれ?


俺今何してる?