「あ~き~」 里紅が大きな声で何度も何度も呼ぶ あき~あき~あき~ 狂ったように 大声で大粒の涙をこぼしながら呼ぶ。 しゃがんでいる私の足に ぬるっとしたものが流れ出る。 え? 「ねぇ その血 まさか」里紅が震える声で言う 「ま・・・・さか」 右を見る。。。。 うつぶせになって 血まみれの人がいる。