月のしずく

あたしはけなされながらも必死に生きて来た。


家事もやったし武術は一通りやった。


世間からは文武両道などと言われたけど家族は振り返ってくれなかった。


あたしは寂しくて寂しくて


毎晩泣いてました。


そんなある日


「奉公に行きなさい。」


と言われ連れて来られたのは嶋原でした。