「何、反町隆史と松嶋菜々子? 美男美女カップルって……」 我ながら、情報が古い。 いや、これは古過ぎか。 「違う〜!」 今までいじけていた織田が勢い良く顔を上げて机を両手で叩いた。 痛かったらしく、手を押さえている。 「……じゃあ、誰だよ」 織田の手は敢えて気にせず、思った事をそのまま口に出したのに、発言を疑うかの様に首を傾げて俺に迫り寄ってきた。 「……まじ、知らないの? つか聞いてない感じ?」 引き攣った笑みを浮かべてしつこい程に聞いてくる。 聞いてるっての。