家に着くと、玄関には見覚えのある靴が並んでいた。 1つは姉の。 もう1つは八神先輩。 これは間違いない。 でも俺には関係ない。 早く部屋に行ってゲームをやろう。 俺は家に上がると、直ぐさまキッチンにある冷蔵庫に向かい、炭酸飲料とケーキを取り出してトレイに乗せた。 それを2階にある俺の部屋に運ぶ。 部屋のドアを開けた時、テーブルの側で漫画を読む男が目に入った。