私は密かに想いを寄せる相手がいる。 決して面に出すことはないのだけれど その相手はこの志高学園の理事長 獅子吼 尋(シシク ジン)。 学園内で一番の権力をもつ相手。 そしてこの学校を過去、東大寺財閥から乗っ取った獅子吼財閥の御曹司。 正に月とすっぽんとはこのこと。 あまりにも位が違い過ぎる。 だから面に出せるハズもなく ただ… 陰ながら貴方を想ってきた。 「…好き」 こんな感情封じたハズなのに ふと口から零れ出た。 「何がだ?」 どこからか低い声が聞こえた。