中を見て回ってたら足音。 条件反射で柱に隠れ足音が聞こえた方に耳を澄ます。 ふと微かに風に乗って流れてきた匂い。それは、優祢チャンだった。 何しに来たんだろうか。 ───カラン やばっ、下駄履いてたの忘れてた。 絶対気付かれたよね。 (いつもは制服じゃなくて着物を着てる) 「……柊か?」 この声。獅子吼尋? アイツ、いたの?気付かなかった。 いや、ついさっき来たのかも