「そうですよね。…あの、すみません。邪魔をしてしまい…直ぐに出ていきます。」 自分でもわかるくらいきっと悲しい顔をしてる。 変な女だと思われたくない。 だから、直ぐに出ていくと身を翻し出口に向かう。 だけど後ろに引っ張られる力によって それは遮られた。 ─尋side─ 「昨年の入学式の時のこと覚えてますか…?」 相手の言葉は予想外。 何を言ってるかがわからなかった。 入学式…。俺は何かしたか? 「…知らねえ。」 正直に言った。 わからねえもんはわからねえ。