わたしは、乗り気じゃなかった。


だけど、他に方法はないし、仕方ないと思った。


先生にどう言うか、いつ言うかを話していると授業が終わったようで、ゆう達が私たちがいるトイレに入ってきた。


ヤバイ。


とっさに近くのトイレットペーパーなどのバカでかい倉庫に小さくなって入った。


見つかりませんように…。


『ねっちょぉ~ウケたぁ♪』


『あっウチのお母さん今日学校来るってぇ…。』


ゆうのお母さんが…?


なにしに?


『なんでなんで?』


『保護者会のぉ、会長やってほしぃって言われたんだってさ…、わたし的にはどっちでもいいんだけどぉ~』


えぇ…?


なにそれ…。


そんなの…、


『でもさっでもさっ?!会長になったら学校に超くるし?先生に圧力かけられるし?そしたらぁ…、ねっ?ゆう?』


『やっだぁっ、ゆうそんなの考えて無いもんねぇ、ふふっ』

ゆうの思い通りに進む世界…。


ただの人間じゃない、と思い知らされる…。


そんなの…、不公平だっ…。