「待っててくれたの?」
「まぁな…
美姫の付き添いで保健室にいたって言えばサボってた事にならねぇから
時間潰しで待ってた」
「そっか
あの、ずっと寄り添ってくれてありがと!」
でも、時間潰しって言われたのはちょっと傷ついたなぁ
「あぁ…
なぁ、このまま学校サボろ」
へぇ?
サボるの?
意外だったなぁ
教室行こって言われると思ったし…
「うん
いいよ?」
「じゃあ、行くぞ」
腕を引っ張られて…
私の手を繋いだ
わぁ!?
私、陽介と手繋いでる?!
陽介は、何とも想ってないのかなぁ?
その前に…
私、陽介って呼び捨てにしていいのかなぁ…
呼び捨てって幼なじみの子とか…
恋人同士が呼び物じゃないのかなぁ
「おい?
早く靴履けよ」
「あっ
ごめん」
私達は、学校を出た
そしてどこに行くかは、わからないけど…
陽介がどこかに向かってるみたい
いいのかなぁ…
サボっちゃって
しかも陽介と…

