「きゃっ・・・」

振り返った瞬間、腕をつかまれ、私は響の腕の中へ・・・。

「響?どうしたの?戻らないとー!」

「小春。真剣に聞いてくれ。」

「なに??」

「俺、お前が好きだ。」

「ありがとう♪じゃあ戻ろう?」

立ち上がろうとした瞬間また腕をつかまれた。
もー!なんなのー?

「だからなに?はやくいかなきゃ!」

「小春?俺の言ってる意味わかんねーの?」

「は?わかるよ。響は私のことが好きなんでしょ?だって友達じゃん。好きなのはあたりまえじゃないの?」

「あー。もうっ!小春って本当に天然だよな。だから、俺が言ってるのは友達として好きってことじゃねーんだよ。好きな人としてお前が好きなんだよ!」

「え・・・・?ご・・ごめん!あ・・あの・・」

「返事は今じゃなくていいから。考えといて。」

といって響は私の頭に手を置いて屋上から出てった。

「嘘・・・。響が?」