すうぃーとぶるー



―――ガラッ


担任がきたようだ。


ザワついていた教室が

一気に静まる。


「えーと、まずはちょっと
 
 遅れてきてすまなかったな。
 
 俺は、今日からこの1年3組の
 
 担任をする、大葉勇だ。
 
 何か問題行動があれば、
 
 この俺の竹刀がとんでくるからな、

 わかったか?」


そういうと、手に持っていた

竹刀を振りおろす真似をした。


その時、大葉先生は

少し笑っていたが

なかなか冗談ですまなそうだ。

あたしの、高校にはいったからといって

思い切って短くしたスカートも

怒られたりしないだろうか、

という不安をもんもんと考えながら、


みんなの流れにそって行き、

入学式のために

体育館にはいっていったんだ。