みんなが見てる…


親友の大翔(だいと)が近寄って来る

『今の子誰!?!?もしや…?』

もしや…?と数回いいながら僕を見つめる

『違う!!彼女ではない!』

『「彼女ではない?」じゃあ何…?』

あまりにもしつこく聞いてくる大翔に半分呆れ顔で僕は口を開く

『友達だよ…』

『だよなあ…お前彼女いらないもんなあ…』





大翔の一言であの子の笑顔に揺れた僕の心が一瞬しずまりかえる


『…あったり前だろ…』

僕の過去…

悲しい恋…


一生彼女はいらない…