「あーあ、またやった」 そう言って笑って、ノートを拾って、ぱっと埃を払ってくれた。 ああ、そうだ。 前に階段であたしが荷物を派手に散らかした時も、間宮くんは優しく助けてくれた。 あの時から、あたしは間宮くんを好きになったんだ。 今、 あの頃よりもずっとずっと間宮くんを好きだよ。 「あたし、間宮くんが大好き」