研究室に二人で足を踏み入れると、 先生が 「おお、間宮が持ってきてくれたのか」 って。 ―――間宮くん。 間宮くんって言うのか。 あたしは「じゃあね」って言って、颯爽と去っていく彼のうしろ姿に釘付け。 完全に惚れてしまったのでした。