あたしはぎゅっと目をつぶった。 見たくない。 どうしよう。 どうしよう。 どうしよう。 間宮くんがいい返事をしちゃったら。 早く告白しなかった自分を、ひどく後悔した。 だからもっと早く言えばよかったんだ。 今までチャンスはいっぱいあったのに。 あたしが臆病なばっかりに。 でも、いまさら遅いよ…。 美優が労わるようにあたしの背中に手を当てた。 すると黙っていた間宮くんが、やっと口を開いた。