合宿二泊三日を終えて、その翌日。

授業中はもちろん、みんなどこか疲れていて、いつも以上にやる気がない。

どことなくだらけた空気が漂う。


そんな中で昼休み、あたしは背中を正していた。


「ま、ま、間宮くん、好きです!付き合ってください!」

ぎゅっと目をつぶって、噛み噛みでそう言い放った。


「……俺も、ずっと好きだった」

あたしはぎゅむっと抱きしめられた。




……美優に。