「ふわぁ~あ…。 歩ちゃん、俺、こっちの布団で寝ちゃっていい?」 「えっ!?あっどうぞ!!」 思わず声が裏返ってしまった。 でも何だ? 何かがおかしい。 「電気は?」 「へっ!?」 「電気、真っ暗がいい?小さいのつける?」 「あ…あたし、真っ暗だと寝れなくて」 「そっか。じゃあつけとくね」 間宮くんはそう言ってからっと笑った。 そしてまた大あくび。 電気を消して、二人とも布団にもぐりこんだ。