そ、そうか。

そうだよね。


もう一度間宮くんを見ると、

先生の話を真面目に聞きながらも、大あくび。


そして首を一回りさせた。


「なんか楽しくなりそうだねっ」

「う、うん」


美優は何だかニヤニヤしちゃって楽しそう。

こやつ、さっきから…何か企んでる?



そう思ったのもつかの間、みんなが一斉に立ち上がりだした。



出発だ。



電車を乗り継ぎ、駅から森林の中を歩いて10分。

合宿所に到着した。