ボンッ。

目の前に星が飛んだ。


ボールはあたしの頭に直撃。

衝撃で思わずしゃがみこんでしまった。



「うう~…」

「ちょ、歩奈大丈夫!?」



もう、あたしって、

あたしって………


何でいつもこうついてないの?

いいとこなしなの?



痛いし。

しかもこんなとこ、

間宮くんに見られたくなかった……。


「だっさ」って思われたよ絶対…

ああ、穴があったら入りたい!



しゃがみこんで恥ずかしさのあまり、顔を隠していると、頭上から声がした。


「歩ちゃんっ、ごめん!大丈夫?」

「……ま、間宮くん」




ふ、不意打ち!