頭上から “彼女”と書かれた岩が落ちてきて、 あたしの頭を直撃したような、そんな衝撃だった。 そんなぁ~~~! 敏也くん、もしかして 「ああ、でもアイツ…彼女いるよ?」 って言いたかったのかな? 「いただきます」 間宮くんがにこっと笑って、 丁寧に軽く手を合わせてからおかずを口に放った。 そして、「んー」と美味しそうに笑う。 もんもんとしているあたしの様子を悟ったのか、美優があわあわと間宮くんに問いかけた。