フローラ・ダン

「ねぇそれって“悪魔”の事でしょ?自分達を“偉大なる神”と呼んでいる?」


猫は一瞬目を見開き飛び上がるほど喜んだ。


「そうよ!そいつらよ!やっぱり見えるのね!?やっともう一人見つけたわ!!」


猫は突然フローラに飛び掛かった。

(あぁ、私は何もしていないはずなのに、この猫に引っ掛かれて大怪我をするんだわ…)

だが違った。何と猫はすっぽりフローの腕の中におさまり、ペロペロとフローラの顔をなめ始めたのだ!