私は横目で黒木君を盗み見した。 いつもの笑顔からは全然想像出来ないほど怖い表情。 トーンの低い声。 ただフルネームで呼ばれただけなのに……。 寝起きと言うだけの理由じゃないみたい。 ならなんで…? 私が頭の中でいろんな考えを巡らせていると、黒木君はペン回しをしていた手を止め、私の方を見た。