あなたを超える日‐この涙の後ろ姿‐

半年間なんてたったそれだけの時間を誰が区切ったの?


結局この日は飲むだけ飲んで、久保田早紀の‘異邦人’を歌って帰る事にした。


「しのぶさん、絶対この曲イメージぴったり来ますよ。」


生意気な事を言って笑う香月は、あたしの心にしっかり入り込んでいた。