私は優秀な秘書!


パパッと切り分けるなんて簡単なことよ


「はい、ナイフ」


「ハイ」


私は石川さんからナイフを受け取った


プルプルするナイフの刃


私は皆の顔を見渡した


何で皆、ケーキに集中してんの?


「4等分でイイですか?」


「うん!イイですよ」


石川さんが軽く答える


それなのに私の震えは止まらず…


口から心臓が飛び出そう


今更だけど、ケーキ切りたくないわ