私を見て目を丸くする石川さん


「もしかして、弥生さん?」


「はい」


もしかしてとか、言わなくても私ですよ!


翔太と一緒なんだから


私、そんなに変わったかしら


「凄く素敵になりましたね〜あっ!前も素敵でしたけど」


「いえ…そんな〜」


誉められちゃって悪い気はしないわね


「じゃ、二人共、中へどうぞ」


「はい…お邪魔します」


私と翔太は石川さんのマンション内へ


私の部屋とは何もかも違う別世界


私達は広い広いリビングへ案内された