「願掛けなんて、若い子はしないしさ〜古風な女性って俺、好きなんだよな」


古城さんが私の目をジッと見る


「あ、あの…何か取ってきますね」


私は席を立ち、お料理が並ぶテーブルへと向かった


私、こんな雰囲気ダメなのよ


いくら相手が苦手な古城さんでも、意味深な言葉を言われて見つめられたら…


翔太がいるのに、楽しく話すくらいならいいかなって思ってしまうわ


まっ、それ以上は期待させないつもりよ?