制服に着替えて部屋を出た





「翔も行こうよ?」




「…………………。」





翔からの返事がない





怒ちゃったのかな……





「なぁ…」




先に口を開いたのは翔



「どうしたの?」





翔の顔を覗きこんでみた




「アイツとはどーゆ関係?」




え…??アイツ




「って誰?」





「昨日の電話の。」




翔の顔が少し赤かった




昨日の電話気にしてたんだ




あたしは正直に言った




「ただの友達だよ?」




でも翔は納得がいかないらしい



「本当に?」





翔の顔がちょっと寂しそう…





「斗真はね…あたしの幼なじみなの…!でも!ただの幼なじみで… そんな関係じゃないからね!」