時間は朝の7時……





7時30分に朝の集会があるから





早く着替えて準備しなきゃ…





そのためには…早く





ベッドから出たいんだけど





翔は一向に腕を離そうとしない





「ね?翔離して?」



「嫌だ」





えぇぇ…離してよぉ



間に合わないし……





早く服着ないといけない





「ね?お願い」




「そんなに離れたいの?…




翔がちょっと不機嫌になった




「別に離れたい訳じゃ…」




あ~…




なんか涙が出そう





あたしって泣き虫だな



そんなあたしの様子にきずいたのか






渋々腕を離してくれた