とうとう…あたしは





翔の部屋の前まで来てしまった








ど…どうしよぉー…





ウロウロしてるあたしの




気配を感じたのか……





ドアが勢いよく開いた




そこに立っていたのは




タフな服装をした翔…



髪の毛からは雫がポタポタ落ちてた





「会いたかった…」




翔はあたしに手を回し


ぎゃうと抱きしめた





く…苦しいよぉ……




甘い匂いがした……






「入って」



そういい…さっきの事を思いだしたのか…






ベッドに乱暴に倒された






「なっ…ちょっと翔ぉ」




あたしは起き上がろとし
たけど翔の体重がかかり






起き上がれなかった…




「離さねえったろ?」




意地悪な笑みを浮かべて



顔をどんどん近づけてくる



二人の唇が重なる直前





携帯が鳴った



ブーブーブーブ




あたしの携帯だ…




「ちょっと出ていい?」




翔は不機嫌だったけど



なんとか承諾してくれた





「はい…」

「もしも?彩乃元気してる??」


 え……

「斗真くん?」

「そうそーう!斗真っ!なぁ…今から会えないか?」


なんで斗真くんが…