「嫌いになんかなるはずねぇだろ?」 翔のその言葉はすっごく あたしに安心をくれたんだ あたしを抱きしめる翔の手 に力が入った 包み込むように優しい力 「ぜってぇー離さねえ」 ドキンッ あたしの心臓はすごい音 を立てて高鳴りだす…… 翔に聞こえてそうで怖い 「それよりさ…お前俺の事名前で呼んでくれたな」 翔は何か企んでるような 嬉しいような顔して…… あたしを見つめる 翔…それ…反則だって 翔から見つめられたら あたし死んじゃうよ?? あたし本当に翔が…… 翔が大好きなんだ……