目を開ければ
手を差し延べてくれた君も
優しさをくれた君も
温もりを教えてくれた君も
いない
もう、いないんだ


時間はとまってはくれなくて
思い出だけが止まって
色褪せずに鮮やかに残るんだ
進めないはずなのに
進まなければならない
伝えたいのに
伝えられない
募る想いはどこへいこうか


目を開ければ
鮮やかな景色が
色褪せてみえる
目を閉じれば
浮かぶのは
綺麗な思い出たち
再び目を開ければ
何が己の目に映る?


あわただしくかけてゆく
今という時間は
立ち止まることを許さない
涙は枯れるはずなのに
僕の涙は枯れることを知らない
叫びたいのに
叫べない


目を開ければ
僕に迫る時間と
終らない仕事
目を閉じれば
笑顔が浮かぶ
だいすきな君が
いつも見せた
あの笑顔


再び目を開けたとき
僕は何を見るだろう
僕の何が変わるだろう


目を開けた
広がる青空と白い雲
ああ、そうか
色を取り戻したのか


今日も待ってる
僕のスケジュール
ただ前を見つめる
色を取り戻した目で


ありがとう


さぁ行こう
一日はこれからだ