無言になったと同時に私に差し出されたもの、 それは…ー 「教科書…?」 「使え。」 使え…? えっ… ええ゛!? 「あっ…あの私に教科書貸しちゃったら仁堂くん使えないんじゃ…」 「はぁ?テメェ何言ってんだよ。一緒に見るに決まってんだろ」 「へ…?あっ…そっか」 「ぷっ…。何ボケてんだよ」 「いや…だって…」 あれ!? 今…。 仁堂くん笑った…!?