太陽のユメ




それからしばらくすると、電車は動くようになった。



携帯で時間を確認すると、午前8時丁度。

朝練が、終わる時間。



はぁ、と大きくため息をつき、目の前に止まった電車に乗り込む。




満員電車の中で、ただ黙々と考えていた。

さっきの男の人は、何者なんだろう

どうして私に話し掛けてきたのだろう



でもそれも、学校でキャプテンに叱られているうちにすっかり忘れてしまっていた。





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