「そっか。でもきっと爽なら大丈夫だよ」


俺の悩みを一刀するアイボンの言葉。

驚いて、ジッと横顔を見つめる。


「野球は楽しまなきゃ♪」


当たり前のように微笑まれて、一瞬キョトンとしてしまった。


そっか…。

これも試練だと思って乗り越えれば、いい結果がついてくるよな!!


先輩より下手くそなら、もっともっと練習するしかない!!




「ありがとー!!」


単純だけど難しいことに気付けた。

うれしくってギューッとアイボンを抱きしめる。


「あはは♪こそばいよっ」


やーっぱ癒されるなー。


「愛衣…」


顔を傾け、そっと近付ける。

目を閉じたアイボンの唇に軽くキスをする。


「好きだよ」


小さく呟き、また唇を合わせる。

そして、ついばむようなキスを繰り返す。