【長】野球ボール〜ソウソウの夏〜

「いいか?最終回、死ぬ気でプレーしろ!!たかが二点差、簡単にひっくり返せる!!お前らの野球を見せてやれっ!!」


『はい!!!』


監督からの檄を受け、更にチームが一つにまとまった。

こんなとこで負けたくない!!


七番のヅミから攻撃は始まる。


「お前の三年間を見せてやれ!!」


ベンチを出るヅミの背中を、力一杯叩いて励ます。

祈るような表情で、ベンチの皆が見守っていた。




「しやーす!!」


バッターボックスに立つヅミは、いつもよりも大きく見えた。


そして初球。


カッキーン!!


『ウオーッ!!』


火の出るようなすげぇ当たり!!


「っしゃー!!」


「続けよ!!ヨッシー」


声にならない声で盛り上げる。