【長】野球ボール〜ソウソウの夏〜

でも次のバッターが打ち取られて、塁に残ったままチェンジ。


あと少し打線が繋がらない。


次は七回、試合も終盤を迎える。

このまま終わる敵だとは思えないけど、絶対に守りきるぞ!!


「爽、励を助けようなっ」


近付いてきた一輝のグローブに俺のをパンッと合わせ、いつものようにニッと笑顔を作る。


「おうっ!!」


このとき一輝が何かを感じてたのかは、分かんねぇけど…。




ワンアウト一・三塁でバッターは四番。


「っしゃ、こい!!」


「前もあるぞ!!」


どのバッターもそれぞれクセがあるけど、やっぱ四番は威圧感が半端ない。

俺らにできるのは、エースを信じることだけ…!!


カッキーン!!


四番への三球目は、励ちゃんの頭を越えてセンター前に落ちた。

これで、同点だ。