それからしばらくして、アイボンと店を出た。


こんな感じで初デートを迎えるとは思ってなかったからか、少ーしだけ緊張する…。

つっても、家に送るだけなんだけど。


繋いだ左手にギュッと力を入れる。

するとアイボンも握り返してくれる。


そんな些細なことがうれしくて、何だかドキドキする…。




「アイボンは何でかわいいの?」


「え?あははっ。恋してるからですかね」


つまりは遠回しに、俺の影響って言ってるよな。

どんだけかわいい奴なんだ!!


「俺、アイボン超好き」


「ありがとうございます♪」


たまに簡単に流されてしまうけど、そんなノリもアイボンのいいとこだと思う。

まじで好き。