なるべく刺激しないように言ったのに。


「お前らこそ本音言えよ!!荷物になるから辞めてほしいんだろ!?」


気持ちが今不安定なのは分かるけど、嘘でもそんなこと言うなよ…!!

俺と励ちゃんで必死に宥めてみるけど、一輝は逆に熱くなってしまった。


そのとき……


パシンッ


「一輝!?いい加減にしなさいよ!!」


さっきまでとは違う強い目で、キョンキョンは一輝の頬をひっぱたたいた。




「ソウソウも励ちゃんも!!一輝がまだ野球したいって言うなら、それを手伝いたいって…今ここにきてるんだよ!?」


俺も一輝も励ちゃんも、急なことにビックリして動けなかった。

瞬きすらしてはいけない気がした。


「勝手なことばっかり言うんなら、あたしが許さないっ」


その怒鳴り方は豪快で、どこかカッコよかった。


つーか……


「……ぷっ」


キョンキョンまじで怖ぇ!!

怖すぎてウケる。