「なぁキョンキョン?俺、野球こんなに一緒に楽しめる女の子に……初めて出会えた」


しつこくてキョンキョンは迷惑かもしれないけど、何回でも言いたい…。


「まじでキョンキョンが好きなんだ。キョンキョンといると、何でも楽しいって思える…一緒にいてすげぇ楽だし」


キョンキョンにずっと側にいて欲しい。

今日改めてそう思った。




「男は一輝だけじゃねんだ。すぐに答えを出せとは言わない。けど…俺のことも真剣に考えてよ」


一輝を好きな時間が長いのは分かってる。

でもそれを理由にフラれるなんて、絶対嫌だから。


俺との未来も考えて欲しい。


「…うん」


小さく頷いたキョンキョンを見て、俺の心は温かくなった。

キョンキョンは優しいな…。




あ、今日は星が綺麗に見えるじゃん。