【長】野球ボール〜ソウソウの夏〜

「ちょっ…え…二人?」


「当たり前♪」


男と女が二人で遊ぶからデートだろ?

がんばって断ろうとしてるのが見え見えだから、間髪入れずに言葉を続ける。


「どっか行きたいとこある?ん〜…ま、それは考えてみといて♪」


俺がキョンキョンと行きたいのはー……。




こうやって楽しいことを考えるのが、俺は大好きだ。


まさかキョンキョンを好きになるなんて、考えたこともなかったし。

本気で好きになれる女の子が、こんなに近くにいたことには自分で驚く。


けど今までの恋愛みたいに、曖昧には絶対しない。


俺は一人の男として、片想いするから。


だから……

俺のことを、少しは考えて欲しいな。


男は一輝だけじゃないんだ。