「あっいえ、ほんとに大丈夫です。」

俺がそう言っても神父はまだじっと見つめてくる。
何か言い訳を考えたくても、脳裏にはあの光景が頭から離れない。
俺のこの姿がアレが嘘じゃないと示しているな、と俺は思った。





「貴方も最期に祈りに来たのですか?」